2015年1月13日火曜日

私の春節向け焼き菓子のクラス@Shermay's Cooking School

私達のいうところのお正月が終わると、シンガポールでは中華系の人達が盛大にお祝いするいわゆる旧正月の準備がはじまります。
来年の元旦は2月の19日。で、やっと未年になるっていうことなんです。ややこしいですよね。 私なぞちょっとした記憶喪失ぎみになります。 え、またあけおめするわけ?みたいな。
いろいろ新年の料理もあるのですが、この時期になると、すさまじい種類のクッキー類があちこちで販売されるのです。
パイナップルタルトと呼ばれるパイナップルジャムクッキーを筆頭に、人によっては
家でたっぷり作って、同僚に売るなんていう、ちょっと日本じゃ難しいだろうなというビジネスが成り立つ のがみられる楽しいシーズンであります。(あまり手広くやるとお上から手入れがはいるとのことですけどね。)

さて、私は家でやいて、ボトル詰めというより、作り方をお教えするのが本業でありますからに、今年は非中華系がイメージする日本のエッセンスをくわえた春節のお菓子というクラスをうけもつことになりました。
2月8日 Shermay's Cooking School  で、スタートは2時半です。
その名もAki's Baked Treats for Chinese New Year となっていましてですね、
こりゃ人気でなかったら私の名を語ったからだから、てことになりゃあしないかと
あたしゃそれが心配ででしてね。
メニューはそりゃもう推敲に推敲を重ねたと苦労話をだらだらしたいところですがやめておきます。

きなこと黒糖とピーナッツのクランブルクッキー。素炊糖という千葉の精糖会社がつくっているスペシャルなお砂糖を生地につかい、ふりかけてやいてほろほろとした繊細な口どけを実現することができました。
ピーナッツはローカルの大好きなナッツ。
房総連合(?)出の私としては、かなりの親近感。
みかんも春節の風物詩。およそのうちにいくときは、みかんを2つもってうかがうんです。1個じゃなくて、2個。こうやって2個のみかんが島内をかけめぐるのです。
みかんではありませんがクレメンタインという小さなオレンジのフランスジャムをぬったクッキー。

エンガデイナー。くるみのはちみつヌガーと干しあんずをはさんだバタークッキー。
これ、嫌いな人、いないと思うんですが。
聞かれてもいないですが、答えます。
私、これ、だーいすき。
甘いものがおおいこの季節、合間にしょっぱいものが欲しくなる。
そんな希望をかなえるゴマチーズパイ。
最近試作と称して、これを食べ過ぎている私達。
一生食べ飽きないような気すらします。
黒糖カステラ。カステラっておいしいのを知っている人がたくさんいるという昨今、
私の生徒さんの一人がカステラは禁じ手だとおっしゃった方がいます。
それだけ、おいしく作ることが難しいというものだということだそうです。
でも、私、おいしい黒糖を提供していただいたので、わりと難なくおいしいカステラができました。
下にはざらめ糖がしきつめられています。これ、カステラがカステラとして輝くために必要なものですよ、ね?

長崎や、やっぱりカステラ、文明堂(字余り)

これ、まじで、私が詠んだ俳句(季語、きっぱり不存在)です、長崎の修学旅行で。
できれば福砂屋といれたかったとこですが。
しょーもない出来だというのはわかるのですが、カステラあっての長崎と感じたということでして。
はい。次いこ、次。
バナナとジャスミン茶のミニバターケーキ。
どこぞやでですね、プーアール茶とバナナはよい組み合わせとみかけてですね、
最初はその組み合わせで焼いたんです。
肉食に、「なに入れたの、ダスト(埃)?」なんてきかれるほど、
すっかりお茶の香りがバナナに押されてしまいまして。
で、もっと強い香りの物を思いジャスミン茶にしたところ、
これが大正解。
バナナは花のような香りになり、ジャスミンのかおりはフルーツのようになるという
この2つが夫婦だったら一生添い遂げるのだろうなと思った次第。

ミルキーラベンダークッキー。2年前の北海道クラスでミルクラベンダー塩ジェラートを作ってから牛乳とラベンダーの組み合わせはまだ盲信しています。
今回はクッキーに。
本当に好き。

日本人の私も13年もローカル文化に身をおけば、
おぬし、なかなかやるな
と思っていただけるぐらいになるもんだな、と思っていただきたいと
希望しております。

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